やすばすく

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時代

私は昔、ジャニーズに対して反感を抱いている時期がありました。

中学とか高校のころ。私のファン活動の中心は某メジャーバンドでした。ジャニーズのグループとリリースが重なり、チャートで一位を取れなかった時、「彼ら(バンド)の作った曲の方が絶対いいのに!」「自分たちで曲も作ってない人たちなんて認めない!」と地団駄踏んでました。(恐ろしいくらいに青かった…)

小学生の頃は所謂Jr.の黄金期で、友達と一緒にキャーキャー言ってたんですけどね(小原くんが好きだったという記憶がおぼろげにある)。いつのまにかなんかちょっと敵視してた。ジャニーズは恵まれた人たち、みたいな印象を持っていた。

それでもある日、たまたま見たMVで関ジャニ∞が気になり始め、みるみるうちに好きになり、芋づる式に他のグループのことも気になりだして、楽曲を聞いて、MVを見て、いろんな知識を得て、たくさんのときめきを感じて。

そうしてジャニーズという世界に足を踏み入れてみて、初めて、ああ、これがエンターテインメントというものなのか、と知りました。

私が「認めない!」と噛みついてた人たちがしていたのは、ただ与えられた歌を歌って踊ってかっこつけるということじゃない。アイドルというものはもっと、ずっと、ずーっと奥深く、人間くさく、その上にキラキラと輝く夢と世界を作り上げる、すっごい、すんごいことをしている人たちなんだということを感じました。

勘違いしててごめんなさい。

そんなことがあってすっかり魅了されて大学ではアイドルについて研究、参考文献を読む中でジャニーさんの来歴についても知りました。

ご自身の人生自体がもう、とってもドラマチックで、偶然だったり縁だったりそういうものももちろんあっただろうけれど、自分でそのドラマチックな人生を選んで創っていった人、そんな印象を受けました。選んで創った人生の、そのほとんどがニアリーイコールジャニーズ事務所、そしてそこから生まれ羽ばたくアイドルたちであって、「ジャニーズ」というのはジャニーさんだからこそ作り上げることができた文化なのだと思います。

ジャニーズのみなさんから語られるジャニーさんのエピソードにほっこりしたり、はっとさせられたり、笑ったり、なんていうか、すごく偉大な人なんだけれど、ずっと親近感を抱いていて。ジャニーさんが神様にならずにいてくれたからこそ、信仰とかでなく、アイドルをアイドルとして楽しむことができたのかな、とも思います。

これまで数えきれないほどの幸せをもらいました。

きっとこれからも、ジャニーさんが世に送り出した彼らの歌で、ダンスで、パフォーマンスで、笑顔で、エンターテインメントで、幸せを感じる日々が続きます。

そのことに感謝しながら、エンターテインメントを楽しみ生きることができる平和の大切さも、何もかもが当たり前ではない、この世の奇跡の重なりも、噛みしめて、いきたいと、あらためて思いました。

ジャニーさん、ありがとうございました。ジャニーズのある時代に生まれてこられてよかったです。