最高の心うきうき体験でした。
そんな「愛はおしゃれじゃない」
私にとって岡村靖幸さんは「久保みねヒャダのエンディングを歌うただならぬ雰囲気の人」、じっくりと楽曲を聞いたことはなく。
それでも関ジャムで紹介される楽曲、パフォーマンス、それからご本人の語り口調だとか佇まいだとか、ハッと気づけば画面に釘付けになっていて、なんだこの吸引力は…と驚きの一時間でした。どんな形容詞にも当てはめがたい、当てはめるのが憚られる人なのだろうな、なんてことを感じた一時間。
そうして結構な緊張感を香らせたままセッションに移る、のかと思いきや、曲が始まった途端、安田さんの切れ味のあるギター、大倉さんの小気味よいリズムに体が勝手に動き出すウキウキワクワクの時間がスタートしました。音楽ってすごい。さっきまで散々岡村さんの凄さとか尋常ならざる雰囲気を味わっていたのに、楽曲の中に在る岡村さんはもうただただ音楽と一体化しながらも岡村さんで在り続けていて、私はそれをわくわくと体を揺らして見ているのでありました。
なんせ丸山さんと「愛はおしゃれじゃない」という楽曲がシンデレラフィットしすぎてる。間違いがないどころか、この位置で岡村さんと向かい合って歌うのは丸山さん以外考えられないと思わせる、なんでだろうって思うくらいに自然に当たり前のように…そこに丸山さんが在る…
最近でこそおしゃれだったりしっとりとしている関ジャニ∞のラブソング系統ですが根本には「めっちゃ好きやねんけど全然うまくいかへん！！お願いどうか振り向いて僕に！！！」的世界観を湛えていましたもんですから、そして個人的にその世界観を一番豊かにリアルに表していたのって丸山さんだと思っていたもんですから、歌詞のひとつひとつがあまりにも合い過ぎていてなんだよ必然の出会いかよ、というレベルです。
そしてその歌い方。表情、視線、まるで岡村さんをオトそうとしているような、高揚と緊張とがひりひりと放たれて結果「たのしそう」に集約される感じ…もうその丸山さんの表情を見ただけでウキウキが止まりません。
最後はどんどんと近づいていってパーソナルスペースに侵入しあって、逃げ腰のそぶりなんて一切見せずに、楽しみとハラハラとわくわくを惜しげもなく溢れさせながらバトルを繰り広げる丸山さんのかっこよさったらとんでもなかった。最高だった。そう、ヒリヒリ感があるのがまた最高ですね…表現者同士としてそこに立っているのでしたから。（それなのに曲が終わったら口を抑えて照れてるのがスカイダイビングくらいのギャップ。あまりにも可愛い）
丸山さんのこれまで築き上げてきたキャラクター、みたらし、と言われていた時代…音を楽しむ世界に足を踏み込んで、山ほどの演奏、様々なセッションを経て、当たり前の表現の中じゃおさまらないパッション、それらの全部がぎゅぎゅっと詰め込まれて打ち上げ花火みたいにどーん！！！と上がった、くらい素晴らしいセッションでした。個人的にはこの曲が丸山さんのベストオブジャムセッションに躍り出ました。
そしてさっきも書きましたが安田さんのギターと大倉さんのドラムの音が心地よくて楽しい気持ちにさせて現実からひっぺがしてくれる。
ギターソロも妄想の中の空を飛んでるみたいで気持ちがいい。
大倉さんの声が甘くて甘くて甘甘でこの一瞬、画面越しの何百万人が恋に落ちたのだろう？と思うほどでした。あの声で「モテたいぜ君にだけに いつもそればかり考えて」
って言われたら脳細胞が混乱してバグってしまう。
安田さんはえげつなときめきトゥナイトであったのは間違いなく、あのワンフレーズの中でも歌ううち気分のぐいぐい高揚してゆく様子がすんごく伝わってきてきっと思わず巻き舌になったあの瞬間最高潮に達している！！！って思ったんですけど直後の「今夜」をおざなりにせず高揚からの丁寧にスライディング着地をした感じ、惚れ惚れしましたね…山田のくちびるコンボは危険すぎる。心拍数がおしゃれじゃない。
はあ本当に素晴らしい体験をありがとうございましたの回でした。
20回くらいリピートしても必ず体が勝手に踊り出しちゃって最後まで止まれない、こういう音楽、パフォーマンスとの出会いは心を湿地帯レベルで潤してくれますね。
このセッションをアラームに出来たら早起きも苦じゃなく出来るでしょう。このセッションで始まる朝ってなんて素敵なの。セッションアルバム出してくださいお願いします…
関ジャムさんありがとう、これからも楽しみにしています！！！
