盆踊りログ:2024.8.24@墨田 隅田川おどりフェスタ
会場:墨田区役所うるおい広場
日時:8/24(土),25(日) 18:30〜20:30
独特な空気感の盆踊りだった。
会場は隅田川のほとりの広場。いくつか出店があって、浴衣を着た子供たちが走り回っていて、犬の散歩がてらの人もいて、地域の方メインの盆踊り大会という雰囲気。
櫓や太鼓はない。広場の中央にスピーカー(音源?)、それを取り囲みしゃがんでいる人たち、それを取り囲む地域の踊り連盟っぽいベテランの方々、それを取り囲んで一般参加の方々。踊る人とギャラリーが同じくらいの人数で、踊ラーらしき姿はあまり見当たらない。
この日は雷の迫る雲の厚い日、すっかり暗い空の下で色とりどりの提灯がぼんやりと踊りの輪を照らす。かなり古い音源、もしかしてカセットテープで再生しているのか?と思うほどの音割れ、曲の合間に挟まれる女性の無機質なナレーション「もういちど 踊ります」「つぎは 東京音頭です」、強風に煽られたスピーカーのハウリング、揺れる提灯。
全て相まってホラゲー感が凄まじかった。当日の天気の影響は多分にあったし、地域住民の方々にとっては特段気に留めることのない光景かもしれないけれど、飛び入りの余所者はここから時空の歪みに飲み込まれて平行世界に飛ぶんじゃないかと思うほどの。
なんというか、初めて行った山奥の集落の神社にいる、みたいな感覚。
これまで行ったどの盆踊り大会にもない空気感で、とても印象的だった。
ともあれセトリは炭坑節、東京音頭やキッズ向け曲、地元オリジナルが含まれて誰でも楽しみやすい。オバQ音頭は音割れしたQ太郎の声が非常にホラーでとても良かった。一般で踊っている方々は老若男女、アドレナリン爆発の人もいなくて穏やかで踊りやすい。午後の時間帯にはエイサーやよさこいもやっているようだったから、盆踊りゾーンは後夜祭みたいな位置付けなのかもなと思う。
すぐ横が隅田川河川敷だから、屋台で買った焼きそばなどを階段に座って川を眺めながら食べている光景、地元感。
その国とか村とかの文化って、外からきた人には変わって見えるけど、中の人たちにとっては日常で平和であって、外から察知するその違和感っていうのは日本の「畏れ」の感覚に基づいているのかもしれないなあ、といったことを考える回でした。
来年行ったら「あれ?全然普通じゃん?」となる可能性ある。全然ある。かなりフィルターかかった書き方してしまったけど、それくらいこの日は雰囲気があったなということの記録です。