とある映画を観てきたんですが、
傷つき、大きな悲しみを飲み込もうとする主人公に父親が投げかける言葉がとても印象的でした。その痛みを忘れてはいけないよ、得た喜びも忘れないで、という、ニュアンスですけど、その台詞がとても大きく響きました。
得た喜びを忘れない。
水槽の中にいる魚たちは、とても綺麗です。私は水族館によく行くのですが、その美しさを延々と見つめていられる。決して手が届かないものは、自分とは違う世界にいるものだから、安心して美しさを楽しめます。
アイドルは、そういうものとして、思われることが多いけれど、実際ファンである私もそういうものと、思っているところも、あるんだけど…やっぱり、なんていうか、私たちが水槽だと思って見ているのはほんとうは広い広い海で、水槽の中だと思って見ている私たちの方が透明な箱に入っているのかもしれなくて、アイドルという仕事に、存在に、生き方に、何かを望むことはできても、強制することはできないよなって。でも、望むことは自由だぞって、そんな感じです。手が届いてほしいってことじゃなくて、隔てるものがあっても、お互いに、生きてるぞ！っていうことですかね！全然うまく言えないけど！そうやって支え支えられ！僕らはみんな生きている！って歌い出したら安田くんを思い出すっていうそんな夜でした。
