やすばすく

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木曜日

信ちゃん、長い長い間、お疲れ様でした。

レコメン!は、私がエイターになりたての頃、最も容易に手を伸ばせる関ジャニ∞の”生”でした。最初に「こんばんワンツー、関ジャニ∞横山裕ですけども」「こんばんワンツー、関ジャニ∞村上信五です」って、声が、ラジオから聞こえてきた時にすごくそわそわと嬉しかったのを思い出します…。その頃はラジオの電波がなかなか拾えなくて、家の中で唯一電波の拾いやすかった実家の店の調理場で、アンテナをあっちこっち向けながら聞いていました。エアコンが入れられなかったから冬は極寒だったなあ…。

パソコンで聞くようになってからは、ブログでレポというか文字起こしをしていた時期もありました。ヨコヒナの言葉を体に叩き込むみたいな時期だった。あの時期を経ることができてとてもよかったと常々思っています。

ツイッターを始めてからはレポを目で追いながらも耳でも聞く、という時間を過ごして、TLでいろんな人たちと時間を共有できている感じがそれもまた楽しかった。

振り返ってみるとその時々でいろんな楽しみ方をしていたんだなあ、と思います。

 

横山さんがレコメンを旅立って、”終わり”はくるんだ、ということを痛烈に味わって、終わりはくるし、ずっと続くと思っていたものほどそれが辛いのだということを身をもって知りました。それから、エイトごとにしても事務所ごとにしても、卒業とか終了とかいろんな、大きな旅立ちがあったけれど、そのたびに横山さんのレコメン!卒業を思い出していました。泣いた目で笑う村上さんとのツーショットの写真を思い出していました。永遠なんてない、っていう言葉を何度も何度も噛みしめて、それでもやっぱり受け止めきれない部分があって、その部分は”諦め”という感情でカバーするしかなくて、でも諦めました、と整理するのはやっぱりできなくて。思い入れが強すぎると辛くなる、って思うからあまり強く思い入れを持たないようにしようって、心のどこかで無意識にそんな作用が働いていたように思います。

関ジャニ∞村上信五丸山隆平レコメン!へとバトンタッチをして、ショックは依然としてあったけれど、健気で陽気で陰気な丸ちゃんの存在にとても救われていました。丸ちゃんの素敵なところも好きなところも、レコメン!を通して爆発的に増えました。時に心配なほどにつっぱしっていく丸ちゃんの、傍に村上さんがいることで、いつでも安心感をもって聞けたし、それはリスナーだけじゃなかったとも思うし、そうやって、丸ちゃんの好きなところが増えるたび、信ちゃんの好きなところも増えていったように思います。

レコメン!でしか出会えない横山裕がいて、丸山隆平がいて、村上信五がいて。横山さんを支えながらも時に天然が暴発する信ちゃんも大好きだったし、丸ちゃんを転がしながらも信頼の眼差しを向けていることがよくわかる二人の空気感も大好きでした。

BADの二人とのレコメン!になって、これまでとは違う、”自由気ままな先輩”というポジションで話したり笑ったりする信ちゃんも好きだったし、それでいてしっかりケツ持ちは俺に任せとけ、という雰囲気が伝わってくるのもとてもかっこいいなと思っていたけれど、なんだかどうにも馴染めなくて、聞きながら寝ちゃったり、合間合間に違うことをしていて聞き流していたり、ということが増えて、半分くらいしか聞かないこともあったりして。たぶん、レコメン!に桐山くんと中間くんの色が混じり合ってくることを、まだ受け止めきれていなかったのもあるし、いつかは信ちゃんも卒業してしまうんだろうという思いから防御線を張っていたのもあると思います。それでいていつか横山さんが帰ってくる場所を守っているんだ!だから信ちゃんは卒業しない!と心のどこかで、祈りに近い思いを抱いていました。

それでも、レコメン!からの卒業が発表されて。そしてイフオアが一旦幕を下ろすことになって。村上さんが、守っていた場所から立て続けに離れる、そんな風に思えてとてもとても寂しくて、新しい一歩、という方向に気持ちが向かなくて。

横山さんが、レコメンのブースに戻ってきて。「関ジャニ∞横山裕村上信五レコメン!」をもう一度聞けて。それで、やっと、やっと、ああ、信ちゃん本当にありがとう、本当にお疲れ様でした、という気持ちになれたのでした。

そして最終日には丸ちゃんがやってきて、なんだかひどく安心した。あの柔和な笑顔が村上さんの旅立ちを見守っているんだなあと思ったら、ああ、よかった、と思えた。

レコメン!を卒業してしまうのは今でもとても寂しいけれど、”村上さんの声に触れられる木曜の夜”を過ごしてこられたことが幸せでした。たくさん笑わせてもらいました、考えさせられることもあったし、話題やテンションに置いてけぼりになることもあったけど、それも全部レコメン!の楽しさでした。

「木曜日が人生でした」という信ちゃんの言葉、きっといつまでも覚えています。そして、私の中の木曜日はたぶん、いつまで経ってもヨコヒナの日です。

本当にありがとうございました!