やすばすく

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山内さんのすきなとこ

絶対零度キャストの皆様スタッフの皆様、お疲れさまでした。

前シーズン以上に、そして自分が思っていた以上にのめり込んで観ていました。

ミハンメンバーにぐんぐんと愛着が湧いて、AFTER STORYの最後辞令を受けるシーンでは涙で溺れかけました…

劇場版のお知らせなんかあったりするかな?と期待しましたがいや、劇場版を迎えるとドラマシリーズが本当に完結してしまうからこのままドラマ次シーズンの希望を捨てず待ちたい。

まだまだミハンの活躍を見ていたいし、長くシリーズとして続いてほしい…

そんな思いを抱きながら山内さんのことを書きます。

 

山内さんの素敵なところ。

戦い方が超・実践的で強いところ。(派手さより強さを優先してる感じ)

とにかく顔が美しいところ。(ヒロインかな?って思う)

捜査中はクールでかっこいいけれどそれ以外の場面ではちょっとおっとりしているというか、ぬぼっと感と不器用な感じがあってギャップがすごいところ。(仕事に全てを捧げているから仕事以外ではぼーっとしていそう)

サボテンに丁寧に水をあげるところ。(可愛い。きっと子犬も好き)

顔をついつい手で触っちゃうところ。(骨伝導フォンからの癖だったら無意識なのが可愛いし、顔を触る=緊張や不安を和らげたい気持ち、の現れだったら冷静さの奥にそういうものを秘めてるところにグッとくる)

特に考えてる時にセルフほっぺつんつんをしてしまうところ。(萌えキャラかな)

生活感を感じないところ。(井沢さんに「ロクなもん食べてないでしょ」と言っていたけど山内さんの方こそロクなもの食べてなさそう感がはんぱない。そもそも食に興味が無さそう。山内さん料理するの…?)

だからこそスウェット的なものに身を包んでいる姿にギャップを感じるところ。(おうち感があるけど素材感なんかがさりげなくおしゃれ)

肩折れてるのにみんなのために鍋の蓋を開けてあげるところ。(お兄ちゃん!!!)

前作よりキャラクターが濃くなり、周りとの関係性も濃くなり、プリティーな面がいっぱい滲みだしているところ。(骨伝導フォンを自慢しようとして失敗する、など)

田切ちゃん、吉岡くんとの兄弟感。(兄貴分、じゃなくもはや本物の兄貴。絆と愛情がたっぷりと実っていた)

井沢さんへの強い思いと、命を投げ打ってでも信じようとする強さ。

信じた人を信じ抜く強さ。

井沢さんが苦悩と戦うヒーローならば、

山内さんは静かなる海を心に湛えたヒーローだったように感じます。

大事な存在である井沢さんを監視するよう命じられても、井沢さんを守りたいという気持ちで傍にいて、

山内さんがずっとずっと信じ続けていたからこそ、井沢さんは許す、という答えに至ったのではないかと思うくらい、大きな存在だったと思います。

我を忘れた井沢さんに首を絞められてもじっと目を見つめることだけで自分の想いを伝える、伝わると信じている山内さん、あのシーンが一番印象的でした。

素敵だった、本当に素敵だった…

こうなったらスピンオフで「山内さんの休日」とかやってほしい…

ひょんなことから子犬を預かることになり、てんやわんやする様など見てみたい…

それか小田切ちゃん吉岡くんとなんか可愛い食べ物(パンケーキとか)食べるシーンが見たい…ほのぼの山内さんを見たい…たぶん山内さんはタピオカに対して「不思議な飲み物だな…」くらいしか感想を持たない…

 

山内さんの素敵さとミハンメンバーの絆に胸を熱くしながら観ていた絶対零度ですが、

篠田さんという存在があまりにも切なかった…というのもとても印象的でした。

黒幕、という立ち位置であったけれど、井沢さんが「君は僕だ」と言ったように、表裏一体の存在であり、犯罪を憎み犯罪によって傷つけられ犯罪に飲み込まれて行った篠田さん…

父が無差別殺人を実行して、生き残るも行く先々で虐げられ、ミハンシステムに魅せられ、犯罪の無い世界という理想に生涯を捧げた篠田さん…

やり方は違えど、そしてそのやり方自体が犯罪であったとしても、根本に願うものはミハンチームと、井沢さんと同じで、だからこそ辛く、切ない。

自らが犯罪に巻き込まれたこと、辛い思いをしたことと共に、父親の起こした事件への憤りも贖罪の気持ちも一緒に抱えていたのかな、と思うとあまりにも背負うものが多すぎて、

そう思うとまた、香坂さんの「ごめんなさい」が響いてくる…

きっと、自分がこの世界を変えなければ、という思いも強かったのでは…

最後、二度目のテロは初めから誰も殺すつもりがなかった、と井沢さんが心の内を解き明かしていましたが、「大きな犠牲が出て初めて皆が気付く」と語っていた、一度目のテロの時点では犠牲を生み出すつもりだったのだろうか…

井沢さんの妻子、そして実の姉である香坂さん、罪のない人間を3人も殺めてしまったことで、初めて篠田さんは自らを「犯罪者」と認識したのか…

(となると罪を犯したけれど法では裁けない人間、を殺すことは犯罪として認識しないように心に栓をしていたのか…)

そうして、篠田さんの考える「犯罪の無い世界」に、篠田さん自身が存在してはいけない、という結論も、もしかしたら心の中にあったのかもしれない。

自分こそが犠牲となって、犯罪の無い未来の礎になること、贖罪の思い、生きる喜びを知ってこそ生まれた苦しみ、死への恐怖、もしかしたら、後悔、

篠田さんが抱いたかもしれないいろんな感情が最期のシーンでは押し寄せてきて、違う未来があったなら、と思わずにはいられませんでした。

 

犯罪というのは人間の定めたルールの中のもので、何を罪とし何を正しさとするか、その線引きはいつだって人間に委ねられているけれど、だからこそ答えの出ないもので、例えば死刑判決において「大きな犯罪を犯した人間を殺すということが許されるのか」と「被害者が命を奪われて、加害者は生き続けることの不平等さ」はどちらが正しいと言い切れるものではなくて。

日々、流れる犯罪のニュースに触れるたび、人の命を、幸せを奪う選択肢を選ばないで生きてゆきたいと願う、そんな程度のことしかできないけれど、それが必要なことではないかなという風にも思います。短絡的に善悪を決めて思考と感情を固めてしまうのではなく。

 

だから、このね…「未然に犯罪を防ぐ」、罪が罪になる前を描く絶対零度という作品はそういうことを考えるきっかけにもなるとってもいい作品だし、山内さんかっこいいし、これからも観ていきたいっていう気持ちでいっぱいです。(ツナギがへたくそ)

続編をどうか、どうかお願いします…!

期待して待ってる!!!